「私らしい出会い」を増やすための、やさしい考え方
「自然な出会いがいいんです。」
僕はこれまでに出会ったたくさんの女性からこの言葉を聞いてきました。
そして正直に言うと、僕自身も「自然な出会い」ってすごく素敵だと思っています。
僕は、まだマッチングアプリがなかった2009年に、当時流行っていたSNSのmixiで出会った女性と結婚しました。
結果として5年ほどで離婚はしましたが、「あの出会いは自然だったし、いい出会いだった」と、2025年の今でも心から思っています。
そのあと僕は、もう一度ちゃんと人を愛するということはどういうことか知りたくて、
サークル、友達の紹介、合コン、ナンパ、マッチングアプリ…と、いろんな出会い方を経験してきました。
そんな中で、「自然な出会いとは何か?」を10年以上考えてきた僕なりの答えを、今日はポジティブな視点だけでお話ししたいと思います。
読み終わるころには、きっと今より少しだけ、「出会いって楽しそうかも」と思えるはずです。
1. 女性が「自然な出会い」を求める理由は、とてもまっとうだと思う
まず大前提として、僕は女性が自然な出会いにこだわる気持ちを尊重したいと思っています。
多くの女性が、心のどこかでこんなことを感じているはずです。
できれば若いうちに、いい人と出会って、自然に結婚まで進みたい
「結婚するなら、ちゃんと好きになった人がいい」と思っている
恋愛も結婚も、人生の中で大事なイベントだからこそ、変な妥協はしたくない
そして、「自然な出会い」という言葉には、
出会いのスタートから、ちゃんと心が納得していたい
という、とてもピュアな願いが込められているんだと思います。
これは、僕から見てもすごく素敵な感性です。
だから僕は、
自然な出会いを否定したいわけではありません。
むしろ「自然な出会いの意味を広げたい」と思っています。
2. そもそも「自然な出会い」って何?
よく聞くパターンを並べてみます。
趣味のサークルは自然っぽい?
マッチングアプリは不自然っぽい?
親の紹介は重そう、堅そう、不自然っぽい?
友達の紹介は自然寄り?
合コンは打算的で不自然?
職場恋愛は自然?
ナンパは軽い、不自然?
街中でぶつかったことをきっかけに出会いのは自然な出会い?
…正直、どれも感覚の話でしかないですね。
ここで一つ、僕からの視点を足させてください。
どの出会い方にも共通しているのは、
「誰かと出会いたい」と思ったあなたが、
その場を“選んで”足を運んでいる
ということです。
サークルだって、「人とつながりたい」「趣味を通じて出会えたらいいな」という気持ちがあるから参加する
マッチングアプリも、「出会いのきっかけを増やしたい」と思って登録する
友達の紹介も、「誰かいい人がいたら紹介してね」とお願いしている
つまり、どの出会いもすでに“あなた発の自然な行動”の結果なんです。
出会い方そのものよりも大事なのは、
「この人と出会えてよかった」と思えるかどうか
ここだけです。
3. 「自然さ」の正体は、運命っぽさと納得感
じゃあ、私たちはどんなときに
「あれは自然な出会いだったな」
と感じるのでしょうか?
それは、あとから振り返ったときに、自分の中でストーリーとして気持ちよく繋がるときです。
偶然、趣味が同じだった
偶然、価値観が似ていた
偶然、よく行くお店が被っていた
偶然、人生のタイミングが合っていた
この「偶然の重なり」があると、人はそこに
「なんか運命っぽい」
と意味づけをします。
そして、その瞬間に初めて、
「あれは自然な出会いだった」
というラベルが貼られるんです。
だから、
サークルで出会っても、「なんか違うな」と感じることもあるし
マッチングアプリで出会っても、「この人と出会えてよかった」と心から思えることもある
自然かどうかを決めているのは、出会い方ではなく“あなたの感じ方”です。
4. うまくいかなかった恋も、「理想の男性像」がくっきりしていくプロセス
ここからは少しだけ、恋愛経験豊富な男としての本音を話させてください。
僕は、出会いもお付き合いもそれなりに経験してきました。
その中で、女性たちの変化を何度も見てきました。
最初は、見た目から入ることが多いです。
「背が高くて、顔がタイプで、オシャレで…」
でも付き合ってみると、
優しいけど、頼りがいが足りなかったり
カッコいいけど、価値観がまったく合わなかったり
そこで女性は気づきます。
「顔だけじゃないな」
「優しさだけでも違うな」
「私には、こんな性格の人が合うんだな」
この “気づき” は、頭で考えているだけでは絶対に手に入りません。
実際に出会って、話して、好きになって、ちょっとズレが出てきて…
その一つひとつが、あなたの中の「理想の男性像」をクリアにしてくれます。
ここで大事なのは、
「この条件は大事」
「ここは、そこまでこだわらなくていいかも」
という優先順位が見えてくることです。
例えば、
一緒にいて安心できるなら、顔は“普通で十分”
誠実さと清潔感があれば、年収は“ちゃんと生活できればOK”
自分の話を聞いてくれるなら、多少不器用でもいい
こういう「私にとっての心地よさの軸」は、出会いの数だけ育っていきます。
うまくいかなかった恋も、
「ダメだった恋」ではなく「次の出会いをよくするレッスン」なんです。
5. 理想の人に出会うのは、運じゃなくて“チャンスの総量”
ここから少し、出会いの話を“ポジティブに現実的”にしてみます。
白馬の王子様的な理想の人が、
ある日突然あなたの前に現れて、
完璧なタイミングで、完璧な距離感で、声をかけてくれるとします。
そんなドラマみたいなことがゼロとは言いません。
でも、それを待って一生を使うのは、やっぱりもったいない。
僕が男性専門の恋愛コンサルタントとして現場を見てきて思うのは、
理想の人との出会いは「奇跡」ではなく「出会いの総量×自分の感性」が生むもの
ということです。
サークルに出てみる
行きつけのお店を作る
- 普段行かない飲み会に出てみる
- 男性と目を合わせる回数を増やしてみる
ちょっとだけ勇気を出して、マッチングアプリも触ってみる
こうやって「ご縁の入り口」を少しずつ増やしていくと、
その中のどこかで、ちゃんと自分の心が反応する出会いが生まれます。
6. マッチングアプリもサークルも全部「あなたの味方」にしてしまおう
僕は個人的に累計5年以上マッチングアプリを使い、そして男性専門の恋愛コンサルタントとして6年以上にわたって男性の出会いを支援してきました。
その経験から、こう思っています。
マッチングアプリも、自然な出会いの“ひとつの形”でしかない。
自分のペースで会うタイミングを決められる
いきなり恋愛じゃなくて、「まずは話してみる」から始められる
普段の生活では出会わないタイプの人ともつながれる
もちろん、合う/合わないは人それぞれですが、
少なくとも「不自然だから」という理由だけで、自分の選択肢から外してしまうのはもったいないな、と思います。
サークルも、友だちの紹介も、職場も、アプリも、SNSも、
ぜんぶ「あなたが、あなたらしく出会うためのツール」だと思っています。
そしてどのツールが合っているかは人それぞれだけど、先入観だけで使わないのはとてももったないと思います。
実際に僕の恋愛コンサルでは、マッチングアプリを使うことが恥ずかしくて、人に相談できなかったり、外で人に見られるのが恥ずかしいと言っていました。
さらに出会った女性と駅で待ち合わせをするときには、周りから「あの人たちマッチングアプリで出会った人だ」と思われたくない。
そんな心配もしていましたが、実際にマッチングアプリと出会った女性と結婚しました。
つまりは、あれだけ恥ずかしがっていたマッチングアプリでも使ってみたら運命の人と出会ったわけです。
運命の出会いはどこで起こるか誰にも予想ができません。
7. 今日からできる、小さな出会いの一歩
ここまで読んで、「ちょっと出会いを増やしてみてもいいかも」と思ったあなたへ。
すぐにできる、小さな一歩のアイデアをいくつか置いておきます。
気になっていた趣味サークルを、まずは見学だけ申し込んでみる
信頼できる友だちに「そろそろ誰か紹介してほしいかも」と、軽く宣言してみる
今の生活圏では出会いが少ないなら、アプリを“見るだけ用”として登録だけしてみる
行きつけにできそうなカフェやバーを、一つつくってみる
- 街で歩くとき少しだけ目線を上げて男性とすれ違う男性と目を合わせることを意識して慣れてみる
「こういう人がいいな」という条件を、ノートやスマホに書き出してみる
どれも、いきなり大きな決断じゃなくて大丈夫です。
「出会いに向けて、ほんの少しだけ風向きを変えてみる」イメージです。
8. おわりに:自然な出会いは、「あなたが自然だと感じた瞬間」に生まれる
最後に、僕がいろんな出会いと恋愛を見てきて、
一番しっくりきた結論をお伝えします。
自然な出会いかどうかは、
「この人と出会えてよかった」と、あなたが心から思えたかどうかで決まる。
サークルでも、アプリでも、友だちの紹介でも、職場でも。
出会い方は、ただの“きっかけ”です。
そのきっかけをキャッチして、
自分の感情とちゃんと向き合って、
「この人がいいな」と思えたら——
それはもう、あなたにとって十分“自然な出会い”です。
だからどうか、
「この出会いは不自然だからダメ」
「こうじゃないと自然じゃない」
と、自分の可能性をしぼめないでほしい。
あなたがあなたらしく笑える未来につながるなら、
どんな出会い方も、全部「アリ」です。
そして、その一歩を踏み出したくなったときは、
僕はいつでも、あなたの「出会いの考え方」を一緒に整理する相手でいられたらうれしいです。